エターナルバニラの特徴

2023.03.02

本物のバニラビーンズの『感動』をあたなたに

　　この特集記事では、私達エターナルが取り扱うバニラビーンズの特徴をご紹介いたします。

１　選べる２つの品種

　意外に知られていませんが、実は市場に流通するバニラビーンズには２つの品種が存在します。エターナルでは、世界で流通する２つの品種のバニラをご用意しています。

　それぞれの品種で特徴が異なりますので、是非参考にしてみてください。

　ちなみに、バニラビーンズは産地によって同じ品種でも香りが異なるのが特徴です。私達が取り扱うインドネシア産のバニラと、マダガスカルを始めとするその他の産地のバニラで香りを比べてみるのもオススメです。

（１）ブルボン種

　ブルボン種（学名：Planifolia）は、世界で最も流通するバニラの代表格ともいえる品種です。世界一の生産地であるマダガスカルを中心に世界各地で栽培されているため、結果として日本の市場でも最も流通量の多い品種となっています。

　ブルボンバニラは、主にバニラ特有のマイルドな甘さとフルーティーさを併せ持つTHE・バニラの香りを有しており、様々な素材との馴染みが良いのが特徴で、その幸せの香りは世界中の人々を魅了し続けています。産地によってはキャラメルやチョコレートのような香りが強いバニラもあり、パティシエさんによっては特定の産地のブルボン種に拘ってご使用される方もいらっしゃいます。

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（２）タヒチ種

　タヒチ種（学名：Thahitensis）は、ブルボン種に比べ流通量が少なく希少な品種のバニラとして知られています。タヒチ種の由来には諸説ありますが、一般的にはブルボン種のバニラとその他野生品種が交配して生まれたと言われています。

　ちなみに、フランス領ポリネシアのタヒチ島でも少量ですが質の高いバニラビーンズが栽培されており、これらは超希少で高価なタヒチ産バニラとして知られていますが、タヒチは元々品種の名前であって、厳密にはタヒチ種のバニラ＝タヒチ産バニラではないため注意が必要です。

　タヒチ種のバニラの特徴は、何と言っても濃厚なバニラ香に、お花やスパイシーさを併せ持つ芳醇で複雑な香りです。また、外見的にもブルボン種に比べ、鞘が太くて平たいため、中のシードが取りやすいのが特徴です。ジェラートやロースイーツなど、強い香りが求められる拘ったスイーツなどを作られるパティシエさんやジェラッテリアなどに人気があり、世界の一流シェフやトップパティシエさんに愛されるバニラと言えます。

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２　選べる２つのサイズ

　バニラビーンズのグレードは主に、バニラの長さと鞘の太さで決まるとされています。

　しかしながら、せっかく購入した高価なバニラビーンズを一度に使うのはもったいため、半分に切って何回かに分けて使用している、そもそも1本あたりのサイズが長すぎるため、一度のお菓子作りで使い切れないという方も多いのではないでしょうか？

　エターナルでは、より多くのお客様が、自身のバニラビーンズの使用量に併せて商品をお選びいただけるよう、２つのサイズのバニラをご用意しています。

（１）選べる２つのサイズ

　エターナルでは、ブルボン種・タヒチ種の２つの品種ともに、ロングサイズとショートサイズの２サイズをご用意しています。

　ロングサイズは、日本で最もよく出回っている16-17cmのサイズで、長く太い鞘のため中のシードが取り出しやすく使い勝手が良いのが特徴となっており、ある程度の量のバニラをご使用されるパティシエさんやよくお菓子作りをされる個人の方にオススメです。

　ショートサイズは、ブルボン種で10-13cm、タヒチ種で14-15cmのバニラをご用意しています。ロングサイズと比べて１～２まわりほど小さいですが、驚くほど中のシードがぎっしり詰まっており、バニラの香りも十分です。ロングサイズに比べて鞘が細いため、シードを取り出す手間は若干かかりますが、一度の使用量が少なく原価を抑えたい事業者さま、コスパ良くバニラリッチなスイーツを作りたい個人の方にオススメです。

【写真：ブルボン種ショートサイズのバニラ】

（２）サイズによる違い

　サイズによる違いは、主に鞘の長さと太さで、バニラを使用する際に必要となる「鞘を切って中のシードをこそげとる」という作業の手間が異なるという点です。しかし、どのサイズも水分量は25～30％としっかりとコントロールされており、バニラの香りであるバニリン量も十分にあるため、実質的な香りの質はほとんど変わりません。