エターナル

【2025年】奄美で初となるバニラ開花のお知らせ

 

3年越しのバニラのお花がついに開花

 2025年5月30日、弊社が奄美大島で栽培しているバニラが初めて開花いたしました。

 

 私たちが取り組む奄美産バニラの栽培は、無肥料・無肥料・無潅水というできるだけ原産地に近い環境で生育しています。

 

 これは、奄美大島が亜熱帯地域の北限であり、年間を通じて温暖な気候と豊富な雨量に恵まれているからこそできることです。

 

貴重なバニラの開花時間

 

 バニラの開花シーズンは1年に一度しか訪れない特別な瞬間であり、日本では梅雨の前後に約2か月間と言われています。

 

 さらに、開花からわずか半日ほどでしぼんでしまうバニラの花に対し、すべて手作業での人工受粉を行う必要があるため、花の状態を見極めながら、早朝から一輪ずつ丁寧に受粉を行う必要があります。

 

今後の『阿麻彌姑バニラ』の成長を是非ご注目ください!

 今回のバニラの開花を受けて、当社が栽培する奄美産バニラの名称を「阿麻彌姑バニラ(AMAMIKO VANILLA)」に、またキャッチコピーを「神話の島から、香りの奇跡」に定めました。

 

 阿麻彌姑は、奄美大島の開闢神話に登場する女神アマミコから名づけられました。女神アマミコは、バニラ農園の所在する地域に佇むアマンディー(奄美嶽)に最初に降り立ち、奄美大島を創造したと言い伝えられています。

 

 今後は、奄美で初となるバニラビーンズ生産を行う事業者として、阿麻彌姑バニラとともに、奄美の自然と文化、農産業の価値を国内外に発信していきます。

 

 今年も無事に開花のシーズンを迎えられたことに感謝し、皆さまへ香り豊かな「阿麻彌姑バニラ」をお届けできるよう、スタッフ一同精一杯取り組んでまいります。

 

 今後も生育状況は公式インスタグラムでも発信しおりますので、どうぞご注目ください。

 

この記事を書いた人

林晋太郎

1987年奄美大島生まれ。2010年に農林水産省のキャリア官僚として入省。2019年からタンザニアで外交官として働いていた際にバニラビーンズに出会い、奄美でのバニラビーンズの国産化を決意。その後、2022年3月に退職しAMAMIバリュープロデュースを設立。現在はバニラ農家として奄美バニラファームの運営とインドネシア産バニラの販売事業を実施。

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