代表挨拶

　皆さん初めまして。

　世界自然遺産の島『奄美大島』で、「新しい価値＝Value」を「創造する＝Produce」を理念として、バニラビーンズの国産化にチャレンジする合同会社AMAMIバリュープロデュース代表の林です。

　私はここ奄美大島出身で、大学進学と同時に島を離れ、卒業後は12年間ほど農林水産省に勤務していました。しかし、2022年3月に同省を退職、現在は生まれ故郷である奄美でバニラビーンズの国産化に挑戦しています。
　
　元々、私とバニラビーンズの出会いは2019年にさかのぼります。
　当時、私はアフリカのタンザニアに外交官として派遣されていたのですが、実はその際、日本国政府の事業として、バニラ農家支援プロジェクトが実施されていました。
　そんな中、プロジェクトの現場を訪れたところ、生まれ故郷の奄美にそっくりだということに気が付ついたのが奄美でバニラ栽培を始める最初のきっかけでした。

写真：タンザニアのバニラ農園

　その後、コロナ禍で自分自身の人生を見つめなおす時間が増えたこともあって、奄美でバニラの国産化を実現したいという想いが強まり、2022年3月の帰国と同時に退職して奄美にＵターン、本格的なバニラ栽培に着手しました。
　ただ、バニラビーンズは植え付けから最初の収穫までは2～3年かかるため、奄美産バニラのお届けまではもう少し時間がかかるのですが、将来、ここ奄美がバニラ生産地のネクストステージとなるよう、心を込めて栽培に取り組んでいきたいと思います。

　　ちなみに当農園では、バニラビーンズを見てみたい・学んでみたいという方向けに、観光農園のサービスも実施しています。バニラを使ったことはあるけど植物はみたことがない、どういう風に育つのか知りたい、そんな方は是非当農園を訪れていただけると嬉しいです。観光農園に関するご予約・ご質問はお問合せフォームからお気軽にご連絡ください。

写真：奄美バニラファーム

　なお、私達は『本物のバニラビーンズを使う感動をあなたに』をコンセプトに、高品質なインドネシア産バニラを日本全国に販売しています。
　銀より高いと言われるバニラビーンズ、最近では国際価格の高止まりにより、使いたくても手が届かないという方が多いのではないでしょうか。
　しかし、本物のバニラを使ったスイーツやパンは一度食べると忘れられないほど格別なものに仕上がります。
　その感動を是非多くの方に体験していただきたい、私達はそういう想いを胸に日々の販売業務に取り組んでいます。

　販売にあたっては、信頼できるインドネシアのバニラ生産者からフェアトレードにより質の高いバニラを仕入れると同時に、通関・検疫といった輸入に関するお手続きを全て自分達でこなすことで、良質なバニラをお求めやすい価格でご提供できるよう努めています。
　本物のバニラビーンズを使ってより美味しく魅力的な商品を作りたい、そう願う全国の皆様に是非私達のバニラを使っていただけると嬉しいです。